イギリス長期留学ー成績表

2015年6月17日

イギリスの私立学校の成績表は、ハーフタームという学期半ばの中間休みの前に1度、学期末に1度、出されます。(注:学校によっても異なります)

学期半ばに出されるものは、グレード(A~D)と簡単な先生からのコメントが添えてあるもの。

学期末に出されるものは、その学期の総合グレードと各教科の先生からの長いコメント、担任の先生と校長先生からのコメントものっています。

公立校では成績の順位やテストの平均点や最高点などは公表されないのですが、私立校ではシビアに全て公表されます。

学校によってはクラス何人中何番と順位まで書いてあったり、順位は書かれていなくても、テストの最高点と最低点は%で示されているので、自分が平均以上か以下なのか、すぐわかります。

それと先生のコメントとあわせてその教科が出来ているかどうかを見るのですが、先生からのコメントも一人一人良いところと改善すべきところがきっちり書かれています。

小学生のうちはまだ表現がやわらかいですが、中高生になってくるとかなりシビアに書かれてきますね。でも、必ずほめ言葉は入っていて、”Well done”(よく出来ました) とか “It is a pleasure to teach him/her”(彼・彼女を教えることが出来てうれしいです)とか、“She/He is working hard”(一生懸命がんばっています)” とか ” I am very pleased with her/his progress (進歩していてうれしいです)”の表現がよく使われます。

逆に改善してほしいところは、“She/He is struggling to~(こういう点で苦心しています)” とか “It is disappointing~(これは残念な感じです)” とかの表現で指摘されています。 そして取り組んで欲しいことを、“I would strongly recommend to revise ~(復習することを強くおすすめします)” とか ”He/She must be careful with~(これこれに注意しましょう)”などの表現で書かれています。

校長先生からのコメントも入っているのですが、大勢の生徒がいても一人一人に目をかけてくれているということの表れでうれしいですね。

 

こちらの学校に留学する場合、日本の学校からの成績表を提出しなければならず、翻訳するために見せていただくのですが、イギリスとのあまりの違いに驚きます。

ほとんどの教科の評価のポイントがすでに印刷されていて、先生はそこに○をいれていくだけ・・。 各教科の先生からのコメントはなく、担任の先生が2~3行書いてあるのみ。これで子供の様子がわかるのでしょうか・・・・。

私が小中学生だった30年くらい前からまったく変わっていないというのも驚きです。 “これじゃーイギリスの学校に出せません” (T T) と言いたくなりますが、そこは知り合いのプロの翻訳家におまかせして、なんとかそれらしく見えるように作ってもらってます。

成績表一つにしても、こんなに差がある日本とイギリス・・・ などと思いつつ、学期末に送られてきた成績表をせっせと翻訳している最中です。

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