学校訪問記ーThe King’s School Canterbury
2024年5月19日
気持ち良く晴れた5月のある日、カンタベリーにあるイギリス最古(=世界最古)のパブリックスクールであるThe King’s School Canterburyを訪問してきました。
創立はなんと597年。ローマ教皇よりイギリスへ布教のために派遣された聖アウグスティヌスにより創設されました。
プレップ、シニア、インターからなる一大コミュニティーですが、シニアスクールのみカンタベリー大聖堂に隣接しており、プレップとインターは少し離れたところにあります。
今回は3校とも見学させて頂くことが出来ました。
シニアスクールはメインの建物がカンタベリー大聖堂に隣接しており、地下通路で繋がっています。毎週末礼拝が行われるそうです。
道路を挟んで少し離れたところに図書館、教室、寮、グラウンドなどがあります。
どこも古い建物で歴史を感じさせますが、内部はモダンに改装されていたり、サイエンスブロックは新設されるなど、古さと新しさがうまく混在しているようです。
寮は男女合わせて15もあり、Day studentも含めて全員がどこかの寮に所属しています。
町中にあるのでまとまった敷地を取るのが難しいようで、アートルームやDTなどがあちこちに点在していましたが、一通り回ることが出来ました。
アカデミックレベルは高いのですが、単に勉強だけではなく音楽やスポーツにも力を入れており、特に合唱(Choir)は聖歌隊がカンタベリー大聖堂で歌ったり、またフェンシングが盛んでナショナルレベルの大会にも出場しています。
インターのほうは、シニアから車で5分位のところにある、モダンな建物です。
大きなメインの校舎は1階が教室、2-3階が寮になっており、約75名の留学生が在籍しています。
スポーツホール、シアターと食堂と教室がある建物が隣接しており、広々としていて綺麗でした。
インターでは13~17歳が、Pre-GCSE、1年GCSE、2年GCSEなど年齢に応じたコースを選択しています。コース終了後はKing’sに限らず、色々なシニアスクールへと進学していきます。
インターから車で10分位のところにプレップ(ジュニアキングス)があります。こちらの創立も1897年と100年以上昔なのですが、現在の敷地に移ったのは1929年です。
16世紀にたてられたマナーハウスとBarnですが、内部は綺麗に改装されています。3-13歳の生徒たちが在籍しており、留学生も一定数受け入れています。
ほとんどの生徒はそのままシニアスクールへ進学しますが、なかには他校へ進むものもいるとか。
広々とした校庭では、テニスやアスレチックなどのスポーツが行われていましたが、スポーツではなくレゴやアートなど様々なアクティビティを選択することも可能です。
こちらは1年間の短期留学生も最近受け入れるようになったそうですので、ご興味がおありの方はぜひご連絡ください。